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WordPress サイトの運営や制作に便利なプラグイン5つ

お問い合わせフォームといえば Contact Form 7 や MW WP Form。バックアップのプラグインは BACK WP UP…というように王道系のプラグインは用途ごとにいくつも存在します。この記事では WordPress サイトを運営するにあたり「これはいいな」と思った便利なプラグインをいくつか紹介します。

1. Revision Control

リビジョンとは、変更履歴を参照できて、必要であれば過去の状態に戻すことができる WordPress の投稿タイプのうちのひとつです。Revision control は、その名の通り WordPress のリビジョンの数を設定できるプラグインです。

WordPress の投稿タイプ

ここで少し WordPress のリビジョンについて触れておきましょう。WordPress のデフォルトの投稿タイプは5つあり、Codex には以下のように説明があります。

リビジョン (revision) は下書きや公開済みの投稿・固定ページの変更履歴を保存するための投稿タイプです。

  • 投稿 (投稿タイプ: ‘post’)
  • 固定ページ (投稿タイプ: ‘page’)
  • 添付ファイル (投稿タイプ: ‘attachment’)
  • リビジョン (投稿タイプ: ‘revision’)
  • ナビゲーションメニュー (投稿タイプ: ‘nav_menu_item’)

リビジョンも投稿や固定ページなどと同じように、データはすべてデータベースに蓄積されていきます。つまり、記事数が多くなったり投稿者の数が増えれば増えるほど、リビジョンの数も膨大になっていきます。そのまま使い続けるとデータベースの肥大化の要因になってしまいます。

これを防げるのが Revision Control です。プラグインをインストールして有効化すると、[ 設定 ] -> [Revisions] からリビジョンの数を設定できます。

2. Public Post Preview (外部確認)

  • 複数人で運営する共著ブログでメンバーにレビューしてもらう
  • ↑いちいちログインして確認するのが面倒
  • 外部の方に記事内容を確認してもらう必要がある

こんな時に効力を発揮する、日本語だと外部確認という名前のプラグインです。

記事のプレビューを確認する際、WordPress にログインした状態でないと「ページが見つかりません」となってしまいますね。このプラグインをインストールして有効化すると、WordPress にログインしなくても記事を確認できます。

使い方

使い方はとても簡単です。プラグインをインストールして有効化した状態で投稿の編集画面を見てみましょう。
[ 公開 ] の箇所に、[ 外部確認を許可する ] というチェック項目が追加されています。ここにチェックすると確認用の URL が表示されるので、これをコピペして相手に教えるだけで OK です。

3. VA Social Buzz

これは先月(2015年12月)に公開されたばかりの、比較的新しいプラグインです。
バイラルメディアでよく見かけるような「記事が気に入ったらいいね」や「〇〇をフォロー」のといった SNS ボタンを設置できます。わざわざ制作しなくても、管理画面だけで設定できるのは嬉しいですね。なお、類似のプラグインに Like me if you like this article もあります。

作者の Kucklu さんのブログ記事はこちら: バイラルメディア風な SNS ボタンをカンタンに追加できる ‪WordPress‬ プラグインを公開しました。

4. Crayon Syntax Highlighter

技術ブログには必須とも言える、シンタックスハイライト系のプラグイン。「Syntax Highlighter for WordPress」をよく見かけますが、Crayon の方が自分のサイトのデザインに合わせて細かく設定できるので私としてはこちらの方が使いやすいです。

  • 書体
  • 文字サイズ
  • シンタックスハイライトのデザインスキン
  • 余白
  • ツールバーの表示切替

など、自分好みにカスタマイズできます。私はこんな感じです。

5. Smart Custom Fields

カスタムフィールドのプラグインといえば、Advanced Custom Fileds(以下、ACF) ですね。あまりに有名なので知ってる方も多いと思います。このプラグインは公式サイトを見れば分かるようにドキュメントも充実しており、多数の人に利用されているため情報も豊富です。

ただ、ACF はフィールドの繰り返し機能を実装するには新たに有料のものを購入しないといけなかったりなど、注意点もいくつかあります。

SCF のいいところ

SCF は ACF にはない「繰り返し機能」が標準装備されています。その他、特徴は下記の通りです。

  • Advanced Custom Field では有料の「繰り返し機能」が標準装備!
  • メタデータのリビジョンに対応
  • メタデータのプレビューに対応
  • メタデータを簡単に取得するための便利メソッド
  • プロフィールページにもカスタムフィールドを設置可能

WordPress のカスタムフィールドを簡単・便利に使えるようになるプラグイン「Smart Custom Fields」作った。より引用

また、カスタムフィールドの定義をコードベースで設定できるため、git の管理も容易にできます。詳細は Smart Custom Fields でカスタムフィールドの定義を Git で管理できるようになりました!から。

いかがでしたか?
他にも便利なプラグインはたくさんありますが、用法用量を正しく守って快適な WordPress ライフを送りましょう!

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